2010-01-01から1年間の記事一覧
裸眼3Dディスプレイの本質は、空間中を伝播する光の再生である、というのが前回の話。ところで、そもそもそのデータはどうやって取得するのか?っていうのが今回の話。 空間中を伝播する光を取り込む装置 前回あげた裸眼3Dディスプレイの2つのポイントのうち…
前回、裸眼3Dディスプレイの本質について簡単に説明してみた。 まとめるとポイントは2つ。ひとつは、裸眼3Dディスプレイは、水平垂直どの方向へ向かう光なのかを区別した上で、空間中を伝播する光を再現する装置だ、という点。もうひとつは、裸眼3Dディスプ…
裸眼3Dディスプレイは見る方向によって違う映像が見えるようになっていること、見る位置を固定しないためには視点数を増やす必要があることを説明した。 視差バリア方式やインテグラル方式があるが、これらはどちらも2Dディスプレイに工夫を付け加えることで…
前回裸眼3Dディスプレイがどうやって立体映像を実現しているか説明した。今回はその続き。 裸眼3Dの欠点 前回チラッと述べたけども、裸眼3Dは視差バリア方式にしろ、インテグラル方式にしろ、見る位置に制限が付いてしまう。ちゃんと立体に見える位置が固定…
前回、裸眼3Dが目指すのは実風景と区別が付かないほどの立体感だ、という事を書いてみた。網膜上での視差まで再現できればそれが可能になる。が、そこへ到達するには視点数を相当に多くしないといけないので、簡単には実現できない。 なので、まず最初のステ…
CEATECで東芝のグラスレス3Dレグザが公開された。 東芝、裸眼3DTV「グラスレス3Dレグザ」を12月発売 - AV Watch 裸眼で、メガネ無しで3D映像が楽しめるテレビ、ということでかなり人気になっていたらしい。 メガネなし、という点が注目されていたと思うが、…
テレビとかPCモニタのようなカラーディスプレイは、いろいろな色を自由に表示することができる。 このブログではこれまで、「ディスプレイは赤緑青の光を混ぜ合わせていろんな色を作っている」というような説明をさらっとしてきた。今回は、なぜこんなことが…
クアトロンという名前でシャープが売り出している4原色の液晶テレビ。これにどんなメリット、デメリットがあるのか、4原色という技術の特徴について改めて考えてみる。 4原色のメリット まず、主なメリットは色再現範囲の拡大と省エネ効果の2つ。 色再現範囲…
フラット化する世界という本がある。自分では読んだこと無いのだけど、読んだ人から聞いた話では、経済がどんどんグローバル化していくので、物も人も世界レベルでやり取りされるようになる。そうすると、労働に対する対価が国によって違うということがなく…
昨日の記事を書いていて、メーカーによって使ってる色度図がちがうなー、と思った。色度図の違いについて頭の中にあることをメモ代わりに書いておくことにする。ディスプレイが表示できる色は、世の中に存在する色の全てを表示できるわけじゃなくて、ある程…
最近、アクオスのCMでクアトロンをアピールしているのをよく見る。「金色の輝きが美しいです」「あ、ごめんなさい、今までのテレビでは…」っていう感じの、今までのテレビを持ってる人にとってはだいぶ挑発的なCM。あと、「4原色で、テレビが変わる」ってい…
iPhone4が発表されたとき、テレビ電話機能が搭載された、ということがちょっと話題になっていたように思う。日本のケータイにはずっとまえからテレビ電話がついてるけど、誰も使ってない。何をいまさら、という感じで。テレビ電話というものは、けっこう昔か…
iPhone4のテレビ電話機能、Face Time のコマーシャル動画、らしきもの。 appleがテレビ電話で実現しようとするコンセプトは何だ?と思って見てみたが、案外普通だった。 日本のケータイのテレビ電話機能も、たぶんこういうの目指してたんでしょう。何年も前…
厚さ9.3ミリ、高精細ディスプレイ搭載の「iPhone 4」発表 - ITmedia Mobile iPhone4が発表された。 ディスプレイが高解像度できれいになったり、マルチタスクに対応したり、薄くなったりと、先代iPhon3GSよりさらに魅力が増したように思う。欲しくなったって…
電子書籍が何の役に立つのか? - あんだあどらいぶ 電子書籍で誰が幸せになれるのか? - あんだあどらいぶ 前回、電子書籍に向いているのは、文章の中身だけでなくレイアウトや装飾も含めたコンテンツを楽しむことを目的にしている人たちと考えた。これはつま…
前回は電子書籍に期待されてることについて考えてみた。こんどは、そもそも人は何のために本を読むんだろう?という視点から、電子書籍は誰の役に立つのか、どんな市場なのか、を考えてみる。そこで、本を読む目的は3つのレベルに分けられると仮定して考えて…
iPadが発売されたりもあって、最近なにかと話題の電子書籍。紙の本が電子化されて手軽になって便利だろうなーと、なんとなく思っていた。が、ふとこちらのブログを見て、確かに電子書籍って便利な面もあるけど、まだまだ課題も多いよなーということに気付か…
前回と前々回で、3D映像の課題としてその原理的なものと、視差の調整に関わるものについて考えてみた。今回は3D映像の表現上の課題について考えてみる。 映画「アバター」の評判とか課題をネットで調べていたら、次のような意見を見かけた。 フィルムジャダ…
前回のエントリで、3D映像の課題として、両眼視差を利用した立体映像の原理的な課題について考えてみた。今回は別の視点から、3D映像の立体感における違和感について考えてみる。 3D映像に感じる違和感 3D映像を見ていると、立体感は確かにあるのだがなにか…
3D映画「アバター」がヒットしたり、家庭用の3Dテレビが発売されたりと、3Dが一気に広がりはじめている。アバターのヒットの理由を以前考えてみたが、やはり3Dであることが重要な要素であり、それだけ3Dは注目されている。 3D映像の技術自体は昔からあるもの…
先日のエントリで、Google Buzzについて調べてまとめてみた。Google Buzzの狙いは、twitterはじめいろいろなソーシャルサービスを統合してしまうことと、情報のフィルタリングを自動化してしまうことのようだった。これらが実現したらどうなるだろうか?twit…
映画「アバター」が大ヒットしている。自分も見に行ったけど、確かにおもしろい。なぜこんなにヒットしたのか、と考えてみると、やっぱり「3Dであること」がいちばんの要因なのかな、という気がする。でも、ほんとうにそれだけなのか?と。3Dの映画はアバタ…
Google新しいサービス「Google Buzz」を開始した。Gmailと統合された形でtwitterのようなことができるらしい。このGoogle Buzzがどういうものなのか調べてみたのでまとめておく。自分で使ったことは無いので、あくまで調べたことのまとめです。 Google Buzz…