2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

蛍光管のバックライトで液晶テレビの色再現範囲を広げる方法

こちらでバックライトにRGB3色のLEDを使った液晶テレビや、光源にレーザーを使ったテレビで、色再現範囲が向上することを説明してみた。前回調べてみた結果によると、LEDを使った液晶の色再現範囲はかなり広くなることが分かる。 ところがそういうLEDを使っ…

色再現範囲に関するメーカーの取り組み

これまでテレビの色再現についていろいろと書いてきた。前回はLEDバックライトの液晶やレーザーを使ったテレビでなぜ色再現範囲が広がるかについても書いてみた。今回はテレビメーカーがそれぞれ広色域化についてどういうアプローチをとっているか調べてみた…

広色域ディスプレイが広色域な理由

最近発表された、広色域のディスプレイについて。 “超Adobe RGB”をうたう広色域液晶とは?――日本サムスン「SyncMaster XL」発表 (1/2) - ITmedia PC USER http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080215/mitsu.htm ひとつはサムスンの液晶モニタ。もうひ…

DCI規格の色域について

DCIの色域の規格のメモ 色 x y 白 0.314 0.351 R 0.68 0.32 G 0.265 0.69 B 0.15 0.06 白の色温度を計算すると6300Kになる。 ガンマは2.6。BT.709(sRGBと同じ)の色域と比べて、赤と緑方向の色域が広い。 DCIとは、Digital Cinema Initiatives の略。Disney…

「x.v.color対応」とか「xvYCC対応」の意味

x.v.color(xvYCC)がどういうものかは前回と前々回で説明した。今度はディスプレイ(テレビやPCモニタ)がx.v.color対応するとはどういうことかについて書いてみる。ただ、「何をもってx.v.color対応とみなすのか」のような情報は探しても見つけられなかっ…

x.v.colorとは結局どういうものなのか?の続き

前回のおさらい 前回の話をまとめると以下のような感じ BT.709とかsRGBとかadobe RGBなどの色空間とは、「実世界の色(を数値で表したもの)」と「デジタル画像上で色を表現する数値」との対応関係を1対1に定義するものである 色空間の色域はRGB三原色のxy色…

x.v.colorとは結局どういうものなのか?

色空間規格のsRGBやBT.709やadobe RGBなどは色域がきちんと定義されているので、それに対応したディスプレイがどのくらいの色再現範囲を持っているのかが分かりやすい。が、x.v.Color(xvYCC)対応ディスプレイというのは色域が明確に示されていないものが多…

色にこだわって薄型テレビを選ぶには

薄型テレビの選び方として画質を重視する人は多いと思う。画質の中でも「色」は見た目に分かりやすく、人による好みもいろいろなら、メーカーの目指すものもいろいろ。テレビを選ぶときの色についての考え方をまとめてみる。 テレビの目指す色再現は「対応す…

映像の製作者が求めるものとは?

THX認証を受けたシャープの液晶テレビ、アクオスTシリーズのレビュー的な記事があった。 シャープ初のTHX認定液晶テレビで「レミーのおいしいレストラン」の驚愕画質を味わう (1/2) - ITmedia NEWS THXとは、シャープの説明によると「映画制作者の意図した音…

放送規格などで使われる色空間

主な色空間規格の三原色と白色の色度点(xy色度図上の座標)のメモ ■sRGB PCやデジカメ、プリンタなどで広く使われている色空間。色温度は約6500K。ガンマは2.2を想定している。 色 x y 白 0.3127 0.3290 赤 0.64 0.33 緑 0.30 0.60 青 0.15 0.06 A Standard…

CDの素材で音質が変わることがあり得るのか?

Expired スーパー・ハイ・マテリアル・CD(SHM-CD)というものがあるらしい。 CDは、CDプレーヤーが発射するレーザー光線(レコード針に相当)がCDの読み取り面(信号記録面)に当たり、その反射光(音の信号)を再生して音楽にする仕組みだが、SHM-CDは、通…