2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

裸眼3Dディスプレイの仕組み5

裸眼3Dディスプレイの本質は、空間中を伝播する光の再生である、というのが前回の話。ところで、そもそもそのデータはどうやって取得するのか?っていうのが今回の話。 空間中を伝播する光を取り込む装置 前回あげた裸眼3Dディスプレイの2つのポイントのうち…

裸眼3Dディスプレイの仕組み4

前回、裸眼3Dディスプレイの本質について簡単に説明してみた。 まとめるとポイントは2つ。ひとつは、裸眼3Dディスプレイは、水平垂直どの方向へ向かう光なのかを区別した上で、空間中を伝播する光を再現する装置だ、という点。もうひとつは、裸眼3Dディスプ…

裸眼3Dディスプレイの仕組み3

裸眼3Dディスプレイは見る方向によって違う映像が見えるようになっていること、見る位置を固定しないためには視点数を増やす必要があることを説明した。 視差バリア方式やインテグラル方式があるが、これらはどちらも2Dディスプレイに工夫を付け加えることで…

裸眼3Dディスプレイの仕組み2

前回裸眼3Dディスプレイがどうやって立体映像を実現しているか説明した。今回はその続き。 裸眼3Dの欠点 前回チラッと述べたけども、裸眼3Dは視差バリア方式にしろ、インテグラル方式にしろ、見る位置に制限が付いてしまう。ちゃんと立体に見える位置が固定…

裸眼3Dディスプレイの仕組み

前回、裸眼3Dが目指すのは実風景と区別が付かないほどの立体感だ、という事を書いてみた。網膜上での視差まで再現できればそれが可能になる。が、そこへ到達するには視点数を相当に多くしないといけないので、簡単には実現できない。 なので、まず最初のステ…

裸眼3Dの目指す未来

CEATECで東芝のグラスレス3Dレグザが公開された。 東芝、裸眼3DTV「グラスレス3Dレグザ」を12月発売 - AV Watch 裸眼で、メガネ無しで3D映像が楽しめるテレビ、ということでかなり人気になっていたらしい。 メガネなし、という点が注目されていたと思うが、…

テレビの見せる色は本物の色か?

テレビとかPCモニタのようなカラーディスプレイは、いろいろな色を自由に表示することができる。 このブログではこれまで、「ディスプレイは赤緑青の光を混ぜ合わせていろんな色を作っている」というような説明をさらっとしてきた。今回は、なぜこんなことが…