それでも選挙行ってきた

小市民として衆議院議員選挙に行ってきた。行ってきたのはいいのだが、自分の投票が正しかったのかどうか、はっきり言って分からない。


ぶっちゃけ、この国の将来のためにどんな政策が相応しいのかなんて、よく分からんのですよ。自分で考えられるだけの基礎知識がない。だから、誰かが解説してくれてるのを聞いて、それで判断するしかない。が、その解説が正しいのかどうかってのもよく分からない。


テレビのニュースでは評論家みたいな人がそれっぽいことを言ってるけど、どうもちゃんとした解説になってないような気がする。「この政策が実行されると、こんな嫌なことが起こりますよ」って話ばかりではないか? その政策の狙いだとか目的ってちゃんと説明してくれてるだろうか?*1


経済の専門家は「この政策は経済的に正しい」とか「経済的に大間違い」とかよく言ってるけど、これもどこまで正しいんだかよく分からない。いや、学問的にはそうなんだろうけど。経済学ってのは過去に起こった現象を説明するためのものであって、未来の予測ができるわけじゃないって、誰かが言ってたし。ってことは、経済的に正しいのがより良い社会につながるのか?って、それは分からないわけで。


そんなわけで、結局自分と関係ありそうな政策について、自分にとっていいのか悪いのかくらいしか判断できず、それで投票するしかないのだ。その政策が将来的にどういう事態を招くのか?までは正直予想できない。いや、自分で情報集めて考えればそれなりに結論出せるのかもしれないけど、そういう時間も無いし。結局ニュースで言ってた正しいのかどうかもよく分からん解説にしたがって、自分に関係ありそうなことだけで選んでしまってる自分がいる。国の将来まで考えられてないのが正直なところ。


そんなんだったら投票行かなくてもいいんじゃないの?って思ったりもする。けど、行かないと年金もらってる高齢者達や組織票入れてる人たちの得するような世の中になってしまって、自分達が損ばかりする世の中になってしまうような気がして、やっぱり棄権はしたくないな、と思うのだ。若い世代のこと考えないで政策実行していったら、将来どんなことになるか不安でしょうがないし。
いや、自分が投票したからって何も変わらないんだろうな、っていう気持ちもやっぱりあるんだけど、でも投票してるのは老人達だけじゃないんだぞ、現役世代とか若いやつもちゃんと票持ってるんだぞ、ってことを政治家達に分からせるべきだから、やっぱり選挙には行っといたほうがいいんじゃないかと。いろんな人がもう言ってることだけど、やっぱり政治家は投票しない層のための政策は考えたりしないだろうから。まあ、そういうふうに思ってて、それでなんとかなると甘い考え持ってるところが、所詮は小市民ってことなのかもしれないけど。でも、それくらいしか自分にはできないし。
小市民は選挙が好き - よそ行きの妄想


あと、どこのテレビ局も開票速報の特番ばっかりやるみたいだけど、これがやりたかったから「解散総選挙しろ!」ってずっと言ってきてたのか?と思ってしまう。どの局も妙に張り切ってるし。なんだよ「審判の日」って。ターミネーターか。
これをやりたくて仕方なかったから、これをやらせてくれなかったから、テレビ局はずっと麻生叩きをやってきてたのかと。あまりにくだらないネタで叩いてばかりじゃなかったか。選挙特番ってそんなに儲かるんだろうか。





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*1:自分がちゃんと見てないだけかもしれないが