LEDの基本特性

LEDの基本特性について調べたメモ

LEDの明るさは何で決まるか?

  • 基本的には流す電流の量で決まる。電流を多く流すほど明るくなる。
  • 電流は最大定格電流まで流すことができるが、それ以上の電流を流すと壊れる可能性がある。

LEDの定格電流

  • 最大定格電流には2種類ある。順方向電流(IF)とピーク順方向電流(PIF)。前者は一定電流で駆動する場合に流せる電流の最大値。後者はPWM駆動するときに流せる電流の瞬間的な最大値。
  • PWM駆動時のdutyによって流せる電流の許容値が変わる。dutyが小さいほど電流の許容値は高くなるが、あるduty以下になると許容電流値は一定になる。
  • 温度によって流せる電流の許容値が変わる。温度が高いほど流せる電流は小さくなる。
  • 電流を多く流すほど発熱が増え、温度が高くなる。温度が高くなると電流許容値が下がる。最大定格電流で使えるとは限らない。

LEDの発光効率

  • 効率は温度によって変わり、温度が高いほど効率が悪くなる。
  • 電流を多く流すほど発熱が増え、温度が高くなり、効率が低下するので、電流と光の強さはリニアな関係にはならない
    • 定格電流以下で使うなら、だいたいリニアな関係になっているようだ。

LEDのばらつき

  • 輝度のばらつきは結構大きい。最低300mcd、平均1000mcd とかのレベルのものもある。
  • 明るさをそろえたければ選別しないといけない
  • 色のばらつきも結構ある(白色LEDの場合)。
  • 順方向電圧も結構ばらつくらしい。同じ電流を流しても、かかる電圧は物によって違う。

LEDの安定動作のためには

  • 定電流回路を使うのが良い
  • 低電圧だと、ばらつきによって順方向電圧が違うため、流れる電流値もばらついてしまう


参考
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発光ダイオード - Wikipedia
データシートの例




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