分かりやすい文章を書くために気をつけるべきこと

昨日の記事に関連して。
分かりやすい文章を書くようにはじめから気をつけていれば、あとで校正する時間が省けるので文章を書く時間が短縮できるだろう、と書いてみた。じゃあ、分かりやすい文章って何だろう?と考えていたら、昔学校で教わった方法を思い出した。


その方法は、段落の最初の1文で、その段落で言いたいことを書く、というもの。こうすることで、その文章で何が言いたいのかがはっきりする。段落の最初にその段落の結論的なことが書いてあるので、読み手が「何が言いたいのかよく分からないぞ」とならずにすむ効果がある。


この方法を使うと、文章の構成を考えるのも少し楽になる。最初に、言いたいこととその説明などを箇条書きにして、文章のアウトラインだけを作ってしまう。この段階で文章の構成を決めてしまう。で、その箇条書きしたものをそれぞれ段落のテーマというか言いたいことにして段落の最初に持ってくる。あとは、その段落の詳しい説明なり根拠なりを付け足していくと、文章全体が出来上がる、という流れ。


細かいことを書いていく前に構成を決めてしまえるので、全体が見えなくなってしまうことを防げる。細かいことを書いているうちに全体を見失ってしまい、全体の文章構成について悩んでしまうということが良くあるが、そういうことガなくなる分だけ楽に文章が書けると思う。


小説のように文章の魅力で人を引きつけたい場合はこの方法は馴染まないかもしれないけれど、人に情報を伝えるための文章なら十分使える方法だと思う。ただ、構成に気を使わないとワンパターンになってしまうかもしれないので、そこは注意かも。



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