はじめての病院

このあいだ初めて大学病院というところのお世話になりました。

大学病院というのは基本的に他の病院からの紹介状がないといけないところです。まずはもっと小さな病院で診察を受けて、そこで判断できなかったりした場合は大学病院への紹介状を書いてもらって、大学病院の専門の先生に診察してもらう事になります。

でも、この「紹介状をもらう」っていうのはけっこうどきっ!とするものですねぇ。かかりつけのお医者さんから「うちじゃ判断する事ができないから、もっと大きな病院で見てもらおう。」って言われたときは「えっ。そんな重い病気なのか!?」って思うものなのだ(実際自分もそう思ったw)。

僕の場合はここからいきなり大学病院行きではなくて、別の大きな総合病院を紹介されました。紹介状つきで。で、ここで診察を受けたんだけども、「たぶんこの病気だと思うんだけど…確かな事はうちじゃ分からないので大学病院のほうへいってもらいます。」って言われてしまいまして…(苦笑) 「かなり大きな病院なのにここでも分からないなんて…。ほんとは何の病気だか分かってるけど隠してるんじゃ? 不治の病だから大学病院じゃないと手に負えなくて、うかつに告知するわけにいかないから嘘ついてるのか!?」とか、だいぶ不安になりましたねぇ。

で、とうとう大学病院へ。実際行くまではかなりどきどきしてました。なんせ初めてですからね、大学病院。もう、「白い巨塔」の世界みたいな、えらそうな教授が研修医をたくさん引き連れて病院内を闊歩してたりするんだろうな…とか、たくさんの研修医に取り囲まれたなかで教授先生の診察受けちゃったりするんかな…とか妄想してました(苦笑)

でも実際行ってみると…案外普通の病院でしたw 大きさは総合病院並みに大きいのだけど、特に変わったところもなく、普通の大きな病院っていう感じでした。しいて言えば隣に大学の医学部の建物があるのが普通の病院とちがうくらい。

初診受付で診察券を作って、診察してもらう科の受付へ。と、ここで1枚の紙を渡されて記入するように言われました。その記入用紙のタイトルは「インフォームドコンセント」。内容はアンケートみたいになってて、「もし治る事のない病気だと分かった場合、告知を希望しますか?」とか「告知を希望しない場合は誰に知らせたらよいですか?」とか書いてあって。これ見た瞬間血の気が引きました(苦笑) だって、病院2つから「わからん」って言われて大学病院送りになったって状況でこんなの書かされたら、「もしかして本当に不治の病か!?やっぱりそうなのか!?もう治らない病気なのか!?orz」ってショックを受けますよ。ねぇ?(苦笑)

結局のところ、幸いぜんぜんたいした病気じゃなかったのでほっとしたんですが。不治の病どころか、特に治療も必要ないとか。心底よかったって思いました。インフォームドコンセントのアンケートも、診察受ける人は全員書かされるもののようでした。

とはいえ、知らずに行くといろいろ不安な気持ちになるものです。大学病院なんて普通は行かないところだしね。ま、これから行くという方はそんな必要以上に心配しなくてもいいですよ〜。僕の見た限りではそんなに怖いとこでもないですから。たまに研修医?が注射を打つ練習台になることはあるらしいけどw