パソコンを静かにしよう計画

自作したPCのファンの騒音が結構気になっている。
音にはそれなりに気を使って作ったつもりなので、そうやたらとうるさいわけではないけれど、夜とかで部屋が静かになると結構気になるんですよ。というわけでもう少し静音化できないかと試してみた。

まずは騒音源の調査から。ファンが原因なのは確かなんだけど、全部で4つあるファンのうちどれが一番音を出しているかを調べた。方法は簡単で、止められるファンは全部止めて音を確認したいファンだけ動かす。ファンを止めるにはSpeedFanというソフトを使用。このソフトはファンの回転数をソフト的に自由に設定できるソフト(マザーボードがファン制御に対応してないとダメだけど)。これを使ってファンを停止させた。ただ、うちのマザーはA8N-SLI Premiumなので、制御できるファンはCPUファンとケースファン1(マザーのケースファン1のコネクタにつないであるファン)の2つだけ。ケースファン2は制御できないので、これだけは物理的にケーブルをマザーから抜いて停止。*1

で、一番うるさいと分かったのがケースファン2(マザーのケースファン2のコネクタにつないであるファン)。このマザーにはQ-FANという機能があって、温度に応じてファンの回転数を自動制御できるようになってる。温度の高いときは高速回転で冷却を優先、温度が低いときは低速回転で騒音を減らす、という制御ができる。が、ケースファン2は自動制御の対象外。なのでケースファン2は常にフル回転でまわっているわけで…。そりゃ、うるさいのも納得である。

で、このケースファン2の回転数を落とすことができれば多少は音も静かになるはずである。どうしようかと考えつつマザーのマニュアルを読んでみると、チップファンを接続するピンがあってそこにつないだファンは「CPUファンに同期する」と書いてある。CPUファンが低速のときはチップファンも低速になるということか。そこで、ケースファン2につないであるファンを、チップファンのピンにつなぎ変えてみる。

静かになるかなーと期待しつつ電源オン。………結果は変わらず。チップファンも実際には常にフル回転の模様。マニュアルの嘘つき…。

というわけで、次の手としてケースファン2を静音化するためにファンコンを導入。使ったのは900円くらいで買ってきた安物のファンコンw コントロールできるのは1チャンネルのみ。でも取り付け金具を取り替えれば3.5インチベイにもPCIスロットのふたのところにもつけられるのでちょっと便利。つまみがひとつついてて、これをまわして回転数を調整する。世の中には5,6000円くらいで5インチベイ取り付けタイプで液晶パネルまでついた立派なファンコンがあるけども、今回の用途にはそんな高級ファンコンは不要。安物で十分なのだw 見た目がかっこ悪くてもPCIスロットのふたにつけられる=後ろ側にあるので気にならないし。

で、ファンコンを取り付けて調整してみた。さすがに安物のファンコンだけあって細かい調節はできているのかどうか不明(笑) 高級ファンコンなら回転数が液晶パネルに表示されたりするんだろうけど、そんなもんついてないしね…。全開と最低速で比べてみると、ファンの回転が遅くなってるのが見た目で分かるwので、まぁOK。ファンの回転数を調節するというより下げられればいいという感じなので、最低速で運用してみることとする。

効果のほどはそれなりにあった。全開でまわってたときより確かに静かになった。よしよしw。ただ、CPU温度は全開だったときより少しだけ高め。ケースファンの回転数を落とした分ケース内の空気の流量が減って、CPUの冷却に影響が出ているものと推測。CPU温度が高くなるとCPUファンの回転が速くなるので騒音が増す可能性がある。それじゃまるっきり本末転倒なので、このへんも何か対策が必要かな。

ちなみに、SpeedFanを使うにあたって、こちらA8N-SLI PremiumでSpeedFanを使う - Endows XP - Seesaa Wiki(ウィキ)を参考にさせていただきました。SpeedFanはかなりいろいろ細かく設定できるらしいけど、細かすぎて何がなにやら分かりませんので(笑)

*1:ファンを止めてる最中はCPU温度がガンガン上がるのでひやひやもんですw